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洗面台の水が引かない!原因から対処法を徹底解説

洗面台の水が引かない!原因から対処法を徹底解説

毎日何度も使う洗面台。朝の忙しい時間に「あれ?水が引かない…」という状況に陥ると焦りますよね。洗面台の排水トラブルは日常生活に大きな支障をきたす厄介な問題です。

実は水が引かない原因はいくつかのパターンに分けられ、原因によっては自分で解決できることも少なくありません。

この記事では、洗面台の水が引かない原因から自分でできる対処法、そして専門業者に依頼すべき状況まで徹底解説します。突然のトラブルにも慌てず対応できるよう、ぜひ参考にしてください。

洗面台の水はなぜ引かない?

洗面台の水が引かない場合、いくつかの原因が考えられます。まずはどのような理由で排水が悪くなるのか、主な原因を理解することが問題解決の第一歩です。原因を特定できれば、適切な対処法を選べるようになります。

髪の毛のまり

洗面台で水が引かなくなる最も一般的な原因が髪の毛のつまりです。洗顔や歯磨き、整髪などの際に自然と抜け落ちた髪の毛が排水口から流れ込みます。一本一本は細いものの、徐々に蓄積されて塊となり、排水の流れを妨げるのです。

特に問題なのは、髪の毛が単体でつまるのではなく、他の汚れと絡み合ってヌメリ状の塊を形成することです。これが水の通り道を塞ぎ、排水速度を遅くしたり、最悪の場合は完全につまらせたりします。さらに、この状態を放置すると悪臭の原因にもなるのです。

石鹸カス・皮脂汚れの蓄積

手洗いや洗顔で使用する石鹸や洗顔料、歯磨き粉などの残りカスも排水トラブルの大きな原因です。これらは水と一緒に流れても、排水管の内壁に少しずつ付着していきます。

さらに人の皮脂や垢なども同様に蓄積され、時間の経過とともに層を形成します。この蓄積物が徐々に排水管の内径を狭めていき、水の流れを阻害するのです。また、水道水に含まれるミネラル成分が固まった水垢も加わり、複合的な汚れの層となります。

このような汚れは髪の毛を絡め取る「網」のような役割も果たし、さらに大きな塊へと発展していきます。

異物混入・小物の落下

普段の生活の中で気づかないうちに、小さな異物が排水口に落ちていることがあります。特に洗面台では、ヘアピンやピアス、指輪、コンタクトレンズのケースの蓋など、小さな固形物が誤って流れ落ちることが少なくありません。

これらの異物は排水管の曲がり角や狭い箇所で引っかかりやすく、そこに他のゴミや髪の毛が絡まると、徐々に大きな障害物となります。「特に何もしていないのに突然水の流れが悪くなった」という場合は、このような異物の混入が原因かもしれません。

配管の構造的問題

上記のような汚れやつまり以外にも、配管自体の問題で排水不良が起こることがあります。

例えば

  • 排水管の勾配不良(十分な傾斜がない、または逆勾配になっている)
  • 排水管内部のサビや腐食
  • 通気不良による空気の流れの妨げ

特に築年数が経過した住宅では、経年劣化によるこうした構造的な問題が生じやすいです。また、DIYで配管を改造した場合などにも、適切な勾配が確保されていないことがあります。こういった場合は、一時的につまりを解消しても再発しやすいです。

自分でできる!洗面台の水まり解消

洗面台の排水トラブルは、その程度によっては自分で解決できることも多いです。自宅で試せる代表的なつまり解消法を紹介します。

ヘアキャッチャーや排水口の掃除

最初に試すべきなのが、目に見える部分の掃除です。排水口のフタやヘアキャッチャー(ゴミ受け)を取り外し、そこに溜まった髪の毛やゴミを取り除きましょう。

表面的なつまりであれば、この基本的な掃除だけで解決することも少なくありません。プラスチック製のストローに切り込みを入れて排水口に差し込むと、奥に詰まった髪の毛を絡め取るのに効果的です。専用の排水口ブラシを使うのもよいでしょう。

掃除の際には、ゴム手袋を着用し、取り出した汚れはすぐにゴミ袋へ入れるなど、衛生面に配慮しましょう。

重曹とクエン酸(お酢)で洗浄

排水管内のヌメリや石鹸カスが原因の場合、台所にある重曹とお酢(またはクエン酸)を使った自然な洗浄方法が効果的です。

手順は簡単です。

  1. 排水口に大さじ2〜3杯の重曹をふりかける
  2. その上から200ml程度の酢またはクエン酸水を注ぐ
  3. すぐに泡立ち始めるので、10〜30分ほど放置する
  4. 最後に熱めのお湯を勢いよく流す

この方法は発泡反応によって汚れを浮かせて落とすため、軽度の石鹸カスや油脂汚れには効果的です。ただし、髪の毛の塊には効果が限定的なため、先にヘアキャッチャーの掃除を済ませておくことが重要です。

また、重曹とクエン酸による洗浄は、定期的なメンテナンスとしても活用できます。月に1回程度の実施で、つまりを未然に防ぐ効果が期待できるでしょう。

市販のパイプクリーナー(排水洗浄剤)

より強力な洗浄が必要な場合は、ドラッグストアやホームセンターで販売されている液体パイプクリーナーを利用してみてください。

パイプクリーナーには主に二種類あります。

  • 髪の毛などタンパク質汚れに効く次亜塩素酸ナトリウム主体のもの
  • 油脂汚れに効果的な水酸化ナトリウム主体のもの

使用する際は、製品の説明書をよく読み、指定された時間放置した後に十分な水で洗い流すことが大切です。異なる種類の薬剤を混ぜると有毒なガスが発生する危険があるため、絶対に避けてください。

また、使用時は必ずゴム手袋を着用し、換気をよくした状態で作業しましょう。薬剤が皮膚についた場合はすぐに洗い流し、目に入った場合は速やかに医師の診察を受けてください。

ラバーカップ(スッポン)による吸引

物理的な力でつまりを解消する方法として、ラバーカップ(通称:スッポン)を使う方法があります。これは排水口にカップを密着させて上下に押し引きすることで、吸引や圧力で詰まりを動かす方法です。

洗面台用の小型ラバーカップが市販されていますが、ない場合はペットボトルの底を切り取って代用することも可能です。使い方は次の通りです。

  1. 排水口周辺の水を少し溜める(密着しやすくするため)
  2. ラバーカップを排水口に強く押し付ける
  3. 勢いよく上下に数回動かす
  4. 水が流れるか確認する

この方法は比較的奥にあるつまりにも効果があります。ただし、あまりに強い力で行うと配管を傷める可能性があるため、適度な力加減で行うことが大切です。

排水トラップの分解掃除

上記の方法で改善しない場合は、洗面台下の排水トラップ(U字管)を外して直接内部を掃除する方法があります。

手順としては

  1. 洗面台下にバケツを用意する
  2. トラップの両端を緩めて外す(水が出てくるので注意)
  3. 内部の汚れや髪の毛の塊を取り除く
  4. パッキンの位置を確認して元通りに締め直す

この方法は効果的ですが、組み立てが不完全だと水漏れの原因になることがあります。自信がない場合は無理をせず、専門業者に依頼してください。工具の扱いに慣れていない方は特に注意が必要です。

東京都内で水回り用品が揃う便利なホームセンター5

洗面台の詰まり解消に必要な道具や洗浄剤を購入するなら、以下のホームセンターがおすすめです。

ジョイフル本田 瑞穂店

住所:東京都西多摩郡瑞穂町殿ヶ谷442

営業時間:9:00~20:00(ホームセンター棟)

東京都内最大級の売場面積を誇る超大型店として知られています。水回り修理用品の品揃えが豊富で、専門スタッフのアドバイスも受けられます。

スーパービバホーム 豊洲店

住所:東京都江東区豊洲3-4-8

営業時間:資材館 6:30~21:00 / 生活館 9:30~21:00(年中無休)

江東区湾岸エリアの大型店です。早朝から利用可能で、DIY工具や配管パーツが充実。駅徒歩4分という好立地も魅力です。

カインズホーム 青梅インター店

住所:東京都青梅市新町6-9-4

営業時間:9:00~20:00

青梅市にある都内最大級のカインズ旗艦店として知られています。プロ用資材館を併設し、専門性の高い商品も充実しています。工具貸出サービスも利用可能です。

島忠ホームズ 葛西店

住所:東京都江戸川区東葛西9-3-6

営業時間:資材館 7:00~21:00 / 本館 10:00~21:00

家具・インテリアで有名な島忠が運営する大型ホームセンターです。別棟の資材館では早朝からDIY資材や工具を販売しています。

コーナン 本羽田萩中店

住所:東京都大田区本羽田2-3-1

営業時間:9:00~21:00(年中無休)

大田区にある関西発のホームセンターチェーンです。水回り補修部品の品揃えに定評があり、生活密着型の店舗として人気です。

洗面台トラブルを未然に防ぐ!日常のお手入れ

「つまりを直す」より「つまらせない」方が断然楽です。日常的なケアで洗面台の詰まりを未然に防ぐポイントをご紹介します。

毎日のちょっとしたケア

排水口のヘアキャッチャーに溜まった髪の毛やゴミは、毎日使用後に取り除くのが理想的です。たった数秒の作業ですが、継続することで大きなつまりを防ぐことができます。

また、洗面台を使った後は清潔な水を十分に流しましょう。石鹸カスや歯磨き粉が管内に残りにくくなります。特に粘性のある洗顔料や整髪料を使用した場合は、しっかりと流しましょう。

さらに、洗面ボウルの表面を拭き上げることで、汚れの蓄積を防ぎ、清潔な状態を保つことができます。これは見た目だけでなく、衛生面でも重要です。

月に一度の簡単メンテナンス

月に一度程度、少し時間をかけたメンテナンスを行うことをおすすめします。例えば、先述の重曹とクエン酸を使った洗浄は、目に見えない部分の汚れを防ぐことができて効果的です。

排水口周辺の掃除も月に一度は念入りに行いましょう。ヘアキャッチャーを取り外して、見えるところまでの汚れをブラシなどで除去します。この際、市販の排水口洗浄ブラシを使うとより効果的です。

また、市販の排水パイプ用洗浄剤を定期的に使用するのも有効でしょう。ただし、使用頻度は製品の指示に従ってください。過剰な使用は配管を傷める可能性があります。

洗面台を使う時の「ちょっとした心がけ」

日常的な使い方を少し工夫するだけでも、つまりを防ぐことができます。

  • 髪の毛は極力排水口に流さない(整髪前にブラッシングする、抜け毛はティッシュで拭き取るなど)
  • 歯磨き粉や洗顔料は使用量を適正にする
  • 小物(ヘアピンなど)の取り扱いに注意し、落下を防ぐ
  • 洗顔時に使用するタオルやコットンの繊維くずにも注意する

これらの小さな習慣が、将来的な大きなトラブルを防ぐことにつながります。家族全員で意識することで、効果はさらに高まるでしょう。

自力対処の限界!こんな時はプロに

自分での対処ができるとはいえ、限界があります。以下のような状況では、無理をせず専門業者に依頼してください。

奥深くのつまりは専用機材が必要

ラバーカップやワイヤーブラシが届かない奥深くでつまっている場合は、専門の機材が必要になります。特に床下の配管や屋外の排水桝に問題がある場合は、自力での対処は困難です。

プロの業者は高圧洗浄機や電動ワイヤー(トーラー)など、家庭では用意できない専用機材を使って効果的につまりを解消します。こうした機材は素人が扱うと配管を傷めるリスクもあるため、専門家に任せましょう。

異物落下や水の逆流は緊急事態

明らかに固形物(指輪やコンタクトケースなど)を流してしまった場合や、排水が逆流して溢れそうな場合は、緊急性が高いトラブルと言えます。

特に水が溢れ出している場合は、床材の腐食やカビの発生など二次被害につながる恐れがたかいです。早急に専門業者に連絡し、適切な対応を依頼しましょう。

何度試しても改善しない頑固なつまり

自力での対処法を複数試しても一向に改善しない場合は、より深刻な問題が隠れている可能性があります。

  • 複数箇所でのつまりが生じている
  • 配管の破損や変形がある
  • 排水管の勾配不良など構造的な問題がある

こうした場合は、原因を正確に診断して適切な対策を講じる必要があります。無理に自力対応を続けると、状況を悪化させることもあるため、専門家の判断を仰ぎましょう。

洗面台のつまり解消は「とうきょう水道職人」へ

洗面台のつまりでお困りの際は、「とうきょう水道職人」にぜひご相談ください。私たちは24時間365日、年中無休で受付対応しており、突然のトラブルにも最短30分~1時間で現場に駆けつけて迅速に問題を解決します。

当社の技術者は厳しい研修を経た熟練のプロフェッショナルです。洗面台のつまりに対して原因を的確に診断し、最適な方法で解消します。高圧洗浄機や電動ワイヤーなどの専門機材も完備しており、どんな頑固なつまりも確実に対応いたします。

お客様に安心してご利用いただけるよう、料金体系は明確です。作業前に必ず詳細な見積もりを提示し、ご納得いただいた上で作業を開始します出張費・見積りは無料です。お支払いも現金だけでなく、各種クレジットカードやQRコード決済、コンビニ決済など多様な方法に対応しています。

洗面台のつまりは、放置すると配管の腐食や水漏れなど、より深刻な問題に発展する可能性が少なくありません。小さな異変を感じたら、早めのご相談が重要です。水のトラブルなら「とうきょう水道職人」にお任せください。お電話一本で、あなたの生活の不便を解消いたします。

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