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夜中のトイレの音がうるさい!原因から対策まで徹底解説

夜中のトイレの音がうるさい!原因から対策まで徹底解説

夜中にトイレを使うとき、「音が響いて家族を起こしてしまうかも…」と気になった経験はありませんか?深夜の静かな時間帯には、日中なら気にならないような小さな音でも驚くほど響きます。特に集合住宅や家族が寝ている時間帯は、トイレの音が気になって使用をためらってしまうこともあるでしょう。

この記事では、夜間にトイレの音が特に響く原因を解説し、自分でできる簡単な対策から専門業者に依頼すべきケースまで、トイレの騒音問題を解決するための情報をお届けします。静かな夜を取り戻すためのヒントが見つかるはずです。

【異音別】トイレの音が響く原因

夜中にトイレを使用すると、周囲が静かなため、昼間には気にならなかった音が目立ってしまいます。トイレから発生する音には、いくつかの種類があるため、それぞれの音の原因と発生メカニズムを見ていきましょう。

給水時の「シュー」という音

トイレを流した後、タンクに水が溜まる際に「シューシュー」という音が発生することがあります。この音は主に水圧や部品の劣化によるものです。

水圧が強すぎると、タンクに一気に水が流れ込むため大きな音が発生します。反対に水圧が低すぎる場合も、タンク内部の部品が正常に動作せず異音の原因になることがあるのです。

また、ボールタップ(給水バルブ)やフロートなど、タンク内部の部品が劣化している場合も「シュー」という音が続くことがあります。特に古いトイレでは、部品の摩耗による漏水音が夜間に目立ちやすいです。

給水が完了しても「シュー」という音が続く場合は、タンク内での水漏れの可能性もあります。長時間放置すると水道代の無駄にもなるため、早めの対処が必要です。

水を流す時の「ゴー」という音

レバーを回して便器内に水が流れるときの「ゴー」という音は、トイレ使用時に最も目立つ音かもしれません。この音は主に水の流れによって発生します。

旧式の大型タンク式トイレは、構造上水流音が大きめです。対して、近年の節水型やタンクレストイレは、水の流れる音が静かになるよう設計されています。

また、水圧が強すぎたり配管が古かったりすると、水流が乱れて音が大きくなりやすいです。配管の曲がり角や継ぎ目部分で発生する乱流も、水流音を増幅させる原因になります。

夜間は日中に比べて背景音が少ないため、「ゴー」という水流音が特に響くでしょう。防音性の低い住宅では、隣の部屋や階下まで音が伝わることもあるのです。

排水後の「ゴボゴボ」という音

トイレの水を流した後に「ゴボゴボ」「コポコポ」という音が聞こえる場合、排水管内の空気が関係しています。

大量の水が排水管を通過するとき、空気を巻き込みながら流れます。その空気が上方に抜ける際に「ゴボゴボ」という音を発生させるのです。特に排水管に軽度のつまりがあると、水の流れがスムーズでなくなり、空気の動きが不安定になることで異音が大きくなります。

この「ゴボゴボ」音が頻繁に発生する場合は、排水管や排水枡に何らかのつまりが発生しているかもしれません。放置すると最終的に完全につまってしまうこともあるため、注意が必要です。

また、排水管の設計や設置状態によっても音の発生しやすさは変わります。急な角度の曲がりや不適切な勾配は、水と空気の混合を促進し、音を大きくする原因になります。

「ドン!」という衝撃音

タンクへの給水が終わる際に「ドン」「ガン」という衝撃音が発生することがあります。これはウォーターハンマー(水撃現象)と呼ばれる現象です。

バルブが急に閉まると、配管内を流れていた水が急停止します。その際に発生する圧力変化が配管を叩くような衝撃を生み、「ドン」という音になるのです。

この現象は古い建物や配管の劣化が進んだ住宅で特に発生しやすくなります。また、水圧が高すぎる場合も起こりやすいでしょう。

ウォーターハンマーは単に騒音問題だけでなく、継続的な衝撃により配管の接続部が緩んだり、最悪の場合は破損したりする可能性もあります。夜間に特に響きやすく、建物全体に振動が伝わることもあるため、早めの対策が望ましいでしょう。

夜間のトイレ騒音がもたらす問題

トイレの音は単なる不快感を超えて、様々な問題を引き起こす可能性があります。特に夜間は静かな環境だからこそ、その影響が顕著に現れます。

睡眠への影響

夜中のトイレ音は、家族の睡眠を妨げる大きな要因になり得ます。特に家族の寝室がトイレの近くにある場合、トイレを流す音や排水音で目を覚ましてしまいかねません。

睡眠が中断されると、翌日の集中力低下やイライラの原因になります。特に乳幼児や高齢者は睡眠が妨げられると、再び眠りにつくまでに時間がかかるでしょう。

また、家族の生活リズムが異なる場合、深夜帰宅する家族や早朝に起きる家族のトイレ使用が他の家族の睡眠を妨げることも珍しくありません。こうした状況が続くと、家族間でのストレスが徐々に溜まってしまいます。

健康面への影響

トイレの音が気になるあまり、夜間の排泄を我慢してしまう人もいますが、

排泄を我慢することで膀胱炎などの泌尿器系疾患のリスクが高まります。特に高齢者や妊婦の方は、健康上の理由から定期的な排泄が必要な場合があるため避けたいところです。

また、トイレの音を気にして十分な水分摂取を控えてしまうケースもありますが、脱水症状や便秘の原因になりかねません。

さらに、精神的な面でも影響があります。自分のトイレ使用音が他人に聞かれることへの羞恥心や気まずさを感じる人は少なくありません。こうした精神的ストレスが継続すると、不安感が高まることもあるでしょう。

近隣トラブルのリスクも

マンションやアパートなどの集合住宅では、トイレの音が隣家に伝わり、騒音トラブルに発展するケースもあります。

特に深夜や早朝のトイレ使用は、隣家に響きやすい傾向があり、「深夜のトイレの音が気になって眠れない」という苦情に発展することも少なくありません。

また、戸建住宅でも、隣家との距離が近い場合は音が伝わることがあります。特に隣家の寝室がトイレの真横にある場合などは注意が必要です。

こうした近隣トラブルは、一度発生すると解決が難しく、長期にわたって居住環境に影響を及ぼすことがあります。予防的な対策を講じることが重要です。

自分でできる!トイレの音を静かにする方法

トイレの音が気になる場合、自分でできる対策もたくさんあります。簡単なものから少し手間のかかるものまで、状況に応じた対策を紹介します。

まずは5分でできる簡単対策

トイレの音を手軽に抑える方法をいくつか紹介します。

まず、タンク内の水位を調整してみましょう。タンク内の水位が高すぎると、流水音が大きくなります。タンクの蓋を外し、フロートの位置を少し下げることで水位を下げられます。水位を1〜2cm下げるだけでも、音が小さくなることがあります。

次に、トイレマットを敷くことも効果的です。マットは床に落ちる水滴の音を吸収するだけでなく、床を伝わる振動も軽減します。厚めのマットを選ぶとより効果的です。

また、トイレのドア下部の隙間をふさぐことも簡単な対策のひとつです。ドアの下に隙間がある場合、音が漏れやすくなります。市販のドア下部用の隙間テープを貼るだけで、音の漏れを抑えられます。

これらの対策は特別な工具も必要なく、すぐに実践できるものです。まずはこうした簡単な対策から試してみるといいでしょう。

ホームセンターで揃う静音グッズと使い方

ホームセンターには、トイレの音を抑えるための専用グッズが多数販売されています。

振動を抑える防音テープと防振ゴム

防音テープや防振ゴムはトイレタンクと壁の間に貼ることで、タンクの振動が壁に伝わるのを防ぎます。タンクを固定している部分に貼るだけで効果が期待できるため手軽です。特にタイル壁など硬い素材の壁に設置されているトイレの振動対策に効果的でしょう。

床への振動を軽減する防音シート

トイレ用の防音シートは床と便器の間に敷くことで、便器からの振動が床に伝わるのを軽減します。特に2階以上のトイレで階下に音が響く場合に有効です。専用の防振マットなどもあり、マンションの上階ではぜひ検討したいアイテムです。

「バタン」音を解消する便座クッション

便座落下防止クッションも静音化に役立ちます。便座や便蓋が勢いよく閉まる「バタン」という音を和らげてくれます。両面テープで便座の裏側に貼り付けるだけと簡単なため、すぐに効果を実感できるグッズです。

給水音を抑える止水栓調整の正しいやり方

給水音が気になる場合は、止水栓の調整が効果的です。以下の手順で調整してみましょう。

1. 止水栓を見つける

トイレの壁や床にある止水栓を探します。一般的にはトイレタンクの近くにあり、マイナスドライバーで回せるねじ式か、手で回せるハンドル式です。

2. 少しずつ締める

止水栓を時計回りに少し回して締めます。時計回りに回すと水量が減り、反時計回りに回すと水量が増えます。最初は1/4回転程度から始めるのがおすすめです。

3. 水の勢いを確認する

トイレを流して水の勢いや音を確認します。まだ音が大きい場合は、さらに少し締めてみましょう。完全に閉めるのではなく、水の勢いを適度に弱める程度が適切です。

4. 正常に機能するか確認する

調整後は必ずトイレを2~3回流して、正常に機能するか確認します。水が十分に流れ、タンクにも適切に水が溜まることを確認しましょう。

5. バランスを見つける

水量を下げすぎるとタンクへの給水時間が長くなったり、洗浄力が弱まったりします。音と洗浄力のバランスを見つけることが大切です。

止水栓を調整しても効果がない場合は、タンク内部のボールタップなど給水部品の劣化が考えられます。この場合は部品の交換を検討しましょう。

排水音対策にはコレ!つまり予防テクニック

排水時の「ゴボゴボ」音は、しばしば軽度のつまりが原因です。つまりを予防することで、音を軽減できます。

定期的に排水口洗浄剤の使用は効果的です。月に1回程度の使用で、排水管内の汚れや軽度のつまりを予防できます。粉末タイプや液体タイプなど様々な製品があるため、使用状況に合わせて選びましょう。

また、トイレットペーパーの使いすぎにも注意が必要です。一度に大量のペーパーを流すとつまりの原因になるため、溶けやすいタイプのペーパーを選びましょう。

便器の中の水面に少量の洗剤を垂らしておくと、排水時の水の流れがスムーズになり、音が軽減することもあります。

そのほか、排水管をまっすぐに保つことも重要です。排水管が曲がりくねっていると、水と空気の流れが乱れて音が大きくなります。排水管の周りに物を置かないようにしましょう。

東京都でおすすめのホームセンター

東京都内には、トイレの静音対策グッズを揃えられるホームセンターがたくさんあります。多摩地域を中心に、おすすめの店舗をいくつか紹介します。

カインズ 町田多摩境店

住所:東京都町田市小山ヶ丘3丁目6番地6

営業時間:9:00〜20:00

多摩境駅から徒歩約10分の好立地にあるこの店舗は、DIY資材が非常に充実しています。特にカインズ工房(DIY工房)が併設されており、工具を使った加工やワークショップができるスペースがあるのが特徴です。また駐車場が広いので、車での買い物も便利です。

スーパービバホーム 八王子多摩美大前店

住所:東京都八王子市鑓水2-108-1

営業時間:生活館 9:00~21:00 / 資材館(月~土)6:30~21:00(日曜は9:00~21:00)

東京都内有数の大型ホームセンターで、プロ仕様の資材館を併設しています。建築資材や工具の品揃えが非常に充実しており、防音シートや隙間テープなどのリフォームコーナーも充実しています。早朝から営業しているため、朝の時間帯に買い物したい方にも便利です。

島忠ホームズ 府中店

住所:東京都府中市日鋼町1-26

営業時間:ホームセンターフロア 9:00~20:00 / 家具インテリアフロア 10:00~20:00

家具とホームセンターが一体化した大型店です。1階がホームセンター売場で、園芸・ペット用品からリフォーム資材まで揃います。リフォーム相談カウンターもあり、トイレのリフォームや防音工事の相談ができるのも特色です。JR中央線「北府中駅」から徒歩10分とアクセスも良好で、駐車場も完備されています。

自力対処の限界はどの症状?

自分でできる対策には限界があり、場合によっては専門業者に依頼することも検討すべきです。どのような場合に専門家の力を借りるべきか見ていきましょう。

自力で無理すると悪化することも

トイレのトラブルは、自力で修理しようとして逆に悪化させてしまうのは避けたいですね。

たとえば、タンク内部のパーツを交換する際に無理な力を加えると、水漏れが発生したり他の部品を破損させたりする恐れがあります。特に古いトイレの場合、劣化した部品は慎重に扱わないと壊れやすいです。

また、排水管のつまりを無理に解消しようとして、逆につまっているものを奥に押し込んでしまい、より深刻なつまりを引き起こすケースもあります。

水道関連の作業は見た目以上に専門知識が必要なことが多いです。自分の技術に自信がない場合は、無理をせず専門家に相談することをおすすめします。

このような場合は専門業者に依頼

以下のような症状が見られる場合は、早めに専門業者に相談しましょう。自力での対処に限界を感じたら、迷わずプロの力を借りることが重要です。

水が止まらない・漏れている場合

タンク内で常に水が流れる「シュー」という音がする場合や、床に水が漏れている場合は、早急な対応が必要です。このような水漏れを放置すると水道代が跳ね上がるだけでなく、建物の構造材を腐らせたり、階下への漏水被害を引き起こしたりする恐れがあります。特に深夜の水漏れは発見が遅れがちなので注意しましょう。

止水栓調整で音が改善しない場合

止水栓を調整しても給水音が改善しない場合は、タンク内部の部品が劣化している可能性が高いです。ボールタップやフロートバルブなどの交換が必要かもしれません。これらの部品交換は専門知識が必要で、間違った交換を行うと新たな水漏れを引き起こします。

「ドン」という衝撃音が続く場合

ウォーターハンマー現象による「ドン」という衝撃音が続く場合は、専門的な対策が必要です。この現象は配管に大きな負担をかけ、最悪の場合は配管の接続部を破損させ、大規模な水漏れにつながる恐れがあります。水撃防止器の正しい設置には専門知識が必要です。

排水がスムーズでない・「ゴボゴボ」音が大きい場合

排水がスムーズでなかったり、「ゴボゴボ」音が日に日に大きくなったりする場合は、排水管のつまりが進行している可能性があります。市販の排水口洗浄剤では対処できない奥深くのつまりもあり、専門的な清掃機材を持つプロに調査してもらうことが必要です。

これらの症状が見られる場合は、自力で対処せず、専門業者に依頼することをおすすめします。早めの対応が、より大きなトラブルを防ぎ、結果的に修理費用の節約にもつながるのです。

トイレの異音トラブルは「とうきょう水道職人」へ

東京都内でトイレの異音でお悩みなら、「とうきょう水道職人」をぜひご利用ください。「とうきょう水道職人」は東京都内広域に対応している水道修理の専門業者です。

24時間365日、いつでも受付対応しており、急なトラブルも迅速に対応します。東京都内なら最短30分~1時間程度で現地へ駆けつけ、経験豊富な水回りのプロフェッショナルが、トイレの異音の原因を的確に突き止め、最適な解決策を提案します。

また、現場での点検・見積もりは無料で行うためご安心ください。見積もりに納得した上で作業を依頼できるため、予想外の出費の心配がありません。

水回りのトラブルなら、ぜひ「とうきょう水道職人」にご相談ください。ただの修理だけでなく、トイレの防音対策や静音化のアドバイスも提供しています。夜中のトイレの音に悩まされる日々から解放されるために、まずは気軽にご相談ください。

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