水が好きな猫ちゃんもいる!?水遊び好きな猫ちゃんへの対策と安全ガイド【水道職人:公式】

一般的に、「猫ちゃんは水が苦手」と思われがちですが、実は水遊びが大好きな猫ちゃんも存在します。
洗面台や蛇口から滴る水を見て興味津々になる猫ちゃんや、お風呂場でちゃぷちゃぷと遊ぶ猫ちゃんもいるでしょう。
可愛い光景ではあるものの、放置しておくと水漏れや、猫ちゃんがケガをするリスクもあり、注意が必要です。
今回は、水遊びが好きな猫ちゃんの特徴やその行動の理由、そして安全に楽しく過ごしてもらうための対策についてご紹介します。
水遊びが好きな猫ちゃんの特徴とは?
猫ちゃんの多くは水に濡れることを嫌いますが、中には水に対して強い興味や好奇心を持つ猫ちゃんもいます。
とくに、以下のような特徴を持つ猫ちゃんは水遊びが好きな傾向にあります。
- 活発で好奇心旺盛な性格
- 子猫のうちから水に慣れている
- 流水や音に敏感に反応する
- 飼い主さんの行動に興味津々で、風呂や洗面所までついてくる
これらの猫ちゃんは水を見ると手を突っ込んだり、舌で舐めたりして遊ぶことがあります。
蛇口から流れるきれいな流水だけではなく、水槽や加湿器、お風呂の残り湯にまで手を出すこともあるため、事前の対策が大切です。
水遊びがもたらすリスクとは?
猫ちゃんが水遊びをすることで、さまざまなトラブルが発生する恐れがあります。
まず最も多いのが、水浸しによる被害です。
洗面所やキッチンで水を出しっぱなしにされてしまうと、床がびしょびしょになることもあります。
その結果、床下に入り込んだ水が原因で床材が腐食したり、階下漏水に発展するケースもあるでしょう。
また、猫ちゃんが滑って転倒するリスクもあり、骨折や捻挫の原因になりかねません。
さらに、電化製品との接触にも注意が必要です。
加湿器や水槽などに興味を持って登ると、コードを噛んだり器具を倒したりする可能性があります。
その結果、漏電してしまう可能性もあるのです。
お風呂の残り湯に落ちて溺れる危険性も否定できません。
猫ちゃんは泳げるとはいえ、パニックになると自力で出られなくなることもあります。
猫ちゃんの水遊びによって猫ちゃん自身だけでなく、飼い主さんにも負担がかかることがあるため、適切な対策が重要です。
猫ちゃんの水遊びをやめさせるべき?
水遊びが激しすぎる場合は安全面から止める必要がありますが、完全に禁止するのは猫ちゃんのストレスの原因にもなります。
猫ちゃんは遊びを通してストレスを発散したり、運動不足を解消したりしています。
水遊びを否定するのではなく、安全な範囲で満足させる工夫をしてあげましょう。
水が好きな猫ちゃんにとっては、流水や水面の動きが非常に魅力的に映ります。
そのため、猫ちゃんの好奇心を満たせる代替手段を用意してあげるのが効果的です。
ご家庭でできる水遊び対策7選
水遊びが好きな猫ちゃんに対して対策を取ることで、安全かつ快適に過ごしてもらえます。
- ①水を使わないおもちゃで遊ばせる
流水が好きな猫ちゃんには、動くおもちゃや音の出るアイテムを活用しましょう。
とくに、羽根や光を使ったおもちゃは、水の動きと同じように猫ちゃんの興味を惹きつけます。
- ②蛇口の止水栓を閉める
キッチンや洗面所の蛇口を開けられる猫ちゃんには、止水栓を閉めておくのが効果的です。
また、自動水栓の導入も予防につながるでしょう。
- ③お風呂のフタをしっかり閉める
お風呂に残り湯があると、水遊びをしようとして猫ちゃんが落ちるリスクがあります。
入浴後は湯船のフタを閉め、扉もきちんと閉めておきましょう。
- ④加湿器や水槽の配置に工夫を
水の動きが見える場所に置くと猫ちゃんのターゲットになります。
なるべく猫ちゃんが登れない高所や、猫ちゃんが入れない別室に移動させておくと安心です。
- ⑤キッチンや洗面所への立ち入りを制限する
ドアストッパーやペット用ゲートで侵入を防ぎましょう。
とくに、調理中や掃除中は注意が必要です。
- ⑥猫ちゃん用噴水型給水器を使う
常に動いている水が好きな猫ちゃんには、噴水型の給水器がおすすめです。
興味をそちらに向けることで、蛇口やお風呂への関心を減らすことができるでしょう。
- ⑦水に濡れる不快感を利用する
水を触ったあとに濡れて気持ち悪くなれば、自然に遊ばなくなることもあります。
猫ちゃんの本能には、危険回避があります。
水に濡れて不快感を感じたり、体温の低下を感じたりすると、水遊びをやめることがあるのです。
水遊びを利用したポジティブな遊び方も
無理に水遊びをやめさせるのではなく、ポジティブに活用する方法もあります。
たとえば、水遊びを活用して、水に慣れる訓練をするという方法もあります。
バケツや洗面器に浅く水を張り、おもちゃを浮かべて猫ちゃんに取らせるといった遊びは、興味を引きつけるだけではなく、水に慣れる訓練にもなるでしょう。
もちろん目を離さないことが前提ですが、適度に水遊びを許容することで、猫ちゃんの好奇心や本能を満たせるでしょう。
また、お風呂嫌いの改善につながるケースもあります。
さらに、噴水型の給水器を遊び場として活用するのも一つの方法です。
飲み水としての役割に加え、猫ちゃんがじゃれることで水遊びの代替にもなります。
ただし、遊ぶことで水がこぼれ、猫ちゃんが飲む水がなくなるということもあるため、猫ちゃんがちゃんと水を飲めているか注意を払いましょう。
水遊び猫ちゃんとの暮らしをもっと快適に
水遊びが好きな猫ちゃんは、好奇心が強く、環境に刺激を求めているサインとも言えます。
飼い主さんとしては「水で遊ばないで!」と頭を悩ませることもあるかもしれませんが、安全対策と工夫次第で、水遊びは猫ちゃんにとって楽しい刺激となり得ます。
重要なのは「禁止」ではなく「管理」と「代替」です。
猫ちゃんの性格に合わせて適切な環境を整えることで、愛猫との暮らしはより豊かで快適なものになります。
今一度、ご自宅の水まわりや猫ちゃんの行動をチェックして、安全な水遊び環境を整えてあげましょう。
また、稀にではありますが、猫ちゃんが自分で水を出して蛇口を壊してしまうことがあります。
このような場合は、とうきょう水道職人にお気軽にご相談くださいませ!