トイレの便器と床の間から水漏れ!?原因と対処法を徹底解説

トイレの床に水溜まりを見つけたとき、誰もが不安になるでしょう。特に便器と床の間から水が漏れているように見える場合、放置すれば床材の腐食や階下への被害など、深刻な問題に発展する可能性があります。
この記事では、便器と床の間から水漏れする原因を詳しく解説し、自分でできる応急処置から専門業者に依頼すべきケースまで、幅広くご紹介します。東京都内にお住まいの方には、修理に必要な部品が購入できるホームセンター情報も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
トイレの床が濡れている?まずは水漏れ箇所を確認しよう
トイレの床に水を発見したら、慌てずにまず水漏れの原因箇所を特定することが大切です。実は、便器と床の間から漏れているように見えても、他の箇所から流れてきた水が床に溜まっているケースも少なくありません。
正確な原因を突き止めることで、適切な対処法を選択でき、無駄な費用や時間を省くことができます。
便器と床の間からの水漏れかチェックする方法
まず、床の水がどこから来ているのか確認しましょう。タオルやティッシュペーパーで床の水を一度完全に拭き取り、しばらく観察します。
再び同じ場所に水が溜まる場合は、その付近が水漏れ箇所である可能性が高いでしょう。より確実に調べるには、墨汁を使った方法がおすすめです。
便器の水たまりに墨汁を数滴垂らし、数時間後に床の水に黒い色が混じっていれば、便器と床の接続部分から漏れていることが分かります。
ただし、冬場は結露による水滴の可能性も捨てきれません。便器やタンクの表面が濡れていないか、給水管に水滴が付いていないかも確認しましょう。
水の色と臭いで原因を見分けるポイント
床に溜まった水の色や臭いは、水漏れの原因を特定する重要な手がかりになります。
透明で無臭の水の場合、給水管やタンクからの漏水、または結露の可能性が高いです。一方、黄色がかった水や黒っぽい水で、下水のような不快な臭いがする場合は、排水経路からの汚水漏れが考えられます。
汚水が漏れている場合は衛生面でも問題があるため、早急な対処が必要です。床材への浸透を防ぐため、ビニール手袋を着用して速やかに拭き取り、消毒を行いましょう。
便器と床の間から水漏れする3つの主な原因
便器と床の接合部から水が漏れる原因は、主に3つに分類されます。それぞれの特徴と発生しやすい状況を理解しておけば、より適切な対処法を選択できるでしょう。
フランジパテの劣化で起こる汚水漏れ
最も多い原因が、床フランジのシール材(フランジパテ)の経年劣化です。便器と床下の排水管をつなぐ部分に、水漏れを防ぐためのシール材として使用されているパテやパッキンは、10年から15年程度で劣化し始め、ひび割れや硬化により密着性が徐々に低下します。結果として、排水時に汚水が漏れ出し、便器の周囲から床に染み出してくるのです。
築年数の古い住宅や、長期間使用しているトイレでは特に注意しましょう。フランジパテの劣化による水漏れは、放置すると床下の配管にも影響を与え、大規模な修理が必要になることもあります。
便器の設置不良による隙間からの漏水
新築やリフォーム直後、または便器の交換作業後に水漏れが発生した場合、設置不良が原因かもしれません。
便器と排水管の接続が正確でなかったり、固定ボルトの締め付けが不十分だったりすると、わずかな隙間から水が漏れ出します。この場合、使用開始から短期間で症状が現れるのが特徴です。
施工業者のミスによるものが多く、保証期間内であれば無償で再施工してもらえる場合もあります。設置から間もないのに水漏れが起きたら、まず施工業者に連絡してみてください。
便器のひび割れから染み出す水
陶器製の便器は丈夫に見えますが、強い衝撃や急激な温度変化によってひび割れることがあります。
重い物を落としたり、熱湯を流したりした後に水漏れが始まった場合は、便器本体の破損を疑いましょう。小さなひびでも、水圧がかかることで徐々に広がり漏水量が増えていく可能性が高いです。
便器表面を丁寧に観察し、髪の毛のような細い線が見つかれば、ひび割れかもしれません。光を当てながら確認すると、より発見しやすいでしょう。
水漏れを放置すると大変なことに!早めの対処が必要な理由
トイレの水漏れは「少しくらいなら大丈夫」と軽視されがちですが、放置すると想像以上に深刻な被害をもたらします。早期対処の重要性を理解し、発見次第すぐに行動を起こしましょう。
床材の腐食やカビ・シロアリ発生のリスク
水分が床材に浸透し続けると、木材の腐食が進行します。特にフローリングや合板の床下地は水に弱く、数か月放置するだけで強度が著しく低下してしまうため危険です。
最悪の場合、床が抜け落ちる危険性もあり、大規模な床張り替え工事が必要になるでしょう。さらに湿った環境がカビの温床となり、健康被害の原因にもなりかねません。
さらに深刻なのがシロアリの発生です。湿気を好むシロアリは、水漏れで湿った床下に集まりやすく、建物の構造材を食い荒らします。駆除費用だけでなく、建物の耐久性にも影響を与える重大な問題です。
マンション・アパートでは階下への被害も
集合住宅での水漏れは、自分の部屋だけの問題では済みません。床下に浸透した水は、階下の天井から漏れ出し、住民の家財や内装に被害を与えます。
天井のシミや壁紙の剥がれ、最悪の場合は家電製品の故障など、賠償責任が発生するケースも珍しくありません。保険でカバーできる場合もありますが、近隣トラブルに発展すれば精神的な負担も大きくなります。
管理会社や大家さんへの報告義務もあるため、発見したらすぐに連絡を取ることが重要です。
水道代が高額になる前に対策を
わずかな水漏れでも、24時間続けば相当な水量になります。月々の水道料金が通常より高くなってから初めて気づくケースも少なくありません。
便器と床の間からの漏水は継続的に水が流れ出るため、経済的な損失を防ぐためにも、早期発見・早期修理が不可欠です。
今すぐできる!水漏れの応急処置と掃除方法
水漏れを発見したら、被害を最小限に抑えるため、すぐに応急処置を行いましょう。専門業者を呼ぶまでの間、これらの対処法で被害の拡大を防げます。
止水栓を閉めて被害を最小限に
最初に行うべきは、トイレへの給水を止めることです。トイレの壁や床付近にある止水栓を探し、マイナスドライバーで時計回りに回して閉めてください。
止水栓が見つからない場合や、固くて回らない場合は、家全体の元栓を閉めましょう。水道メーターの近くにあることが多く、こちらも時計回りに回すと水が止まります。
止水後も床が濡れ続ける場合は、便器内に残った水が漏れている可能性が高いです。この場合、バケツなどで便器内の水を汲み出して漏水を止めましょう。
床の水を拭き取って消毒する手順
水漏れを止めたら、床の清掃と消毒を行います。まず、乾いたタオルや新聞紙で水分を完全に吸い取りましょう。
床材に水が浸透するのを防ぐため、素早くかつ丁寧に作業してください。水分を取り除いたら、アルコール系の除菌スプレーや薄めた塩素系漂白剤で床を拭きます。
特に汚水が漏れていた場合は、念入りな消毒が必要です。作業時はゴム手袋を着用し、換気を十分に行いながら進めましょう。
最後に、扇風機やサーキュレーターで床を乾燥させます。湿気が残るとカビの原因になるため、完全に乾くまで送風を続けることが大切です。
自分でできるかも?原因別の修理方法をチェック
水漏れの原因によっては、DIYで修理できる場合もあります。ただし、無理は禁物です。自分の技術レベルと照らし合わせて、慎重に判断しましょう。
給水管からの水漏れはパッキン交換で解決
給水管の接続部から水が漏れている場合、多くはパッキンの劣化が原因です。ナットの緩みであれば、モンキーレンチで締め直すだけで解決することもあります。
それでも漏れが止まらない場合は、パッキンの交換が必要です。止水栓を閉めてからナットを外し、古いパッキンを取り出して新品と交換してください。
パッキンの価格は一般的に数百円です。ホームセンターで購入できますが、サイズを間違えると使えないため、古いものを持参して同じサイズを選びましょう。
タンクからの水漏れ修理は難易度高め
タンクと便器の接続部分から漏れている場合、密結パッキンの交換が必要になります。この作業にはタンクの取り外しが必要で、重量もあるため一人での作業は困難です。
また、タンク内部のボールタップやオーバーフロー管の破損が原因の場合、部品の特定と交換に専門知識が必要になります。
水位調整で解決する場合もありますが、根本的な解決にはならないことが多いため、プロに相談するのが適切です。
便器と床の隙間の修理はプロにお任せが安心
フランジパテの劣化による水漏れは、便器を完全に取り外して作業すしなければなりません。
便器は陶器製で重く、落とせば割れる危険性もあります。また、排水管との接続も正確に行わないと、再び水漏れが発生するでしょう。
床下の配管状態も確認する必要があるため、専門的な知識と経験が不可欠です。費用はかかりますが、確実な修理のためにはプロの技術者に依頼するのが賢明でしょう。
便器のひび割れは応急処置のみ可能
便器にひびが入っている場合、防水パテやコーキング剤で一時的に漏れを止めることは可能です。
ひびの部分を清掃し、完全に乾燥させてから防水材を塗り込みます。小さなひびであれば、防水テープを貼ることでも対処できます。
ただし、これらはあくまで応急処置に過ぎません。陶器の修復は困難で、根本的な解決には便器の交換が必要です。応急処置後は、早めに専門業者に相談しましょう。
修理に必要な部品はここで買える!東京都内のおすすめホームセンター
DIY修理に挑戦する方のために、東京都内で水回り部品が充実しているホームセンターをご紹介します。
スーパービバホーム 豊洲店
住所:東京都江東区豊洲3-4-8
営業時間:生活館9:30~21:00、資材館6:30~21:00
ゆりかもめ・有楽町線「豊洲駅」から徒歩4分の好立地にある大型店舗です。プロ向けの資材館も併設されており、専門的な部品も豊富に取り揃えています。
島忠ホームズ 中野本店
住所:東京都中野区南台5-24-13
営業時間:10:00~20:00
丸ノ内線「方南町駅」から徒歩4分。DIY用品の品揃えが充実しており、スタッフの商品知識も豊富で相談しやすい環境が整っています。
DCMホーマック 大井競馬場前店
住所:東京都品川区勝島1-6-16
営業時間:月~土10:00~21:00、日9:30~21:00
東京モノレール「大井競馬場前駅」から徒歩4分。都心では珍しい大型ホームセンターで、水回り修理用品のコーナーも充実しています。
コーナン 本羽田萩中店
住所:東京都大田区本羽田2-3-1
営業時間:9:00~21:00
京急空港線「糀谷駅」から徒歩8分。大田区最大級の売り場面積を誇り、プロ仕様の工具や部材も多数取り扱っています。
ロイヤルホームセンター 南千住店
住所:東京都荒川区南千住4-1-4
営業時間:資材館6:30~21:00、2F・3F 9:00~21:00
JR常磐線「南千住駅」から徒歩4分。早朝から営業している資材館は、急な修理にも対応できて便利です。
こんなときはプロに相談!水道修理業者に依頼すべきケース
DIYで対処できない水漏れや、リスクの高い修理は、迷わずプロの水道修理業者に依頼しましょう。確実で安全な修理により、長期的に見れば費用対効果も高くなります。
便器の脱着が必要な修理は危険
便器を取り外す作業は、想像以上に困難で危険を伴う作業です。重量のある陶器製品を持ち上げる際の腰への負担、落下による破損リスク、排水管との接続ミスによる二次被害など、素人が行うには問題が多すぎます。
また、床下の配管状態を正確に把握し、適切な処置を行うには専門的な知識と経験が必要です。プロの技術者なら、効率的かつ確実に作業を完了できます。
原因が特定できない水漏れは専門家の診断を
水漏れの原因が複数考えられる場合や、応急処置をしても改善しない場合は、専門家による詳細な診断が必要です。
見た目では分からない配管内部の劣化や、複合的な要因による水漏れは、経験豊富な技術者でなければ発見できません。プロに任せれば、水漏れの原因を正確に特定し、適切な方法で修理して再発を防げるでしょう。
トイレの水漏れは「とうきょう水道職人」にお任せください
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料金面でも安心していただけるよう、作業前には必ず詳細な見積もりを提示し、お客様にご納得いただいてから修理を開始します。出張費や見積もり料は無料のため、まずはお気軽にご相談ください。お支払い方法も現金はもちろん、各種クレジットカード、銀行振込、QRコード決済、コンビニ支払いなど、お客様のご都合に合わせてお選びいただけます。
経験豊富な専門技術者が、最新の技術と適切な部材を使用して修理を行います。便器と床の間からの水漏れはもちろん、あらゆる水回りのトラブルに対応可能です。施工日から3年間の保証制度に加入しているなど、施工後のアフターフォローも充実しており、万が一の不具合にも迅速に対応いたします。(※商品の保証期間については商品の保証書に従う。)水漏れは放置すればするほど被害が拡大するため、放置は厳禁です。少しでも異常を感じたら、ぜひ「とうきょう水道職人」までご連絡ください。