ボディスクラブを排水管に流しても大丈夫?傷む可能性のある物【水道職人:公式】|とうきょう水道職人

COLUMN
コラム

とうきょう水道職人 > 水のコラム > お風呂 > ボディスクラブを排水管に流しても大丈夫?傷む可能性のある物【水道職人:公式】

ボディスクラブを排水管に流しても大丈夫?傷む可能性のある物【水道職人:公式】

ボディスクラブを排水管に流しても大丈夫?傷む可能性のある物【水道職人:公式】

ボディケアとして、ボディスクラブを愛用している方が多くいらっしゃいます。
中には、ボディスクラブを使用していて、排水管の破損が心配になったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
ボディスクラブには塩や砂糖、オイルが配合されており、状態によっては排水管にトラブルが起こる可能性があります。
 
今回は、ボディスクラブが与える排水管のトラブルについてご紹介します。
 

排水管のトラブル①塩のボディスクラブ


塩やソルトと記載があるボディスクラブは、排水管の材質によっては損傷を招く可能性があるでしょう。
 
2025年現在、VP管やVU管といった、硬質ポリ塩化ビニルで造られた排水管が流通しています。
しかし、築年数が経過しているお宅では、銅などの金属で造られた排水管が設置されています。
 
硬質ポリ塩化ビニル製の排水管は、塩で損傷することはありませんが、金属製の排水管は塩でサビてしまうのです。
 
賃貸住宅や築年数が経過しているお宅では、排水管の材質をご存じない方も多くいらっしゃいます。
塩のボディスクラブを使用するときは、使用後にしっかり流し、排水のトラブルが起きていないか注意深く観察してください。
 
排水管がサビてしまうと、サビた部分に穴が空いたり亀裂が入ったりして、水漏れに発展します。
 

排水管のトラブル②砂糖のボディスクラブ


砂糖やシュガーと記載があるボディスクラブは、粘度の高い汚れが排水管に付着してつまる可能性があります。
砂糖などの糖度が高い物は、水を混ぜると粘度が高い塊へと姿を変え、排水管の中に堆積していき、排水管を狭くしていくのです。
 
なお、糖度が高い物が排水管を腐食させるといった俗説もありますが、エビデンスはありません。
砂糖が原因で排水管が腐食するときは、既に排水管の耐用年数が超えており、砂糖の粒子で排水管に傷が付いて腐食に発展した可能性があります。
 
砂糖が配合されたボディスクラブを使用するときは、使用後にしっかり流し、排水が正常に流れていくか注意深く観察してください。
 

排水管のトラブル③オイルのボディスクラブ


オイルが配合されているボディスクラブは、オイルが排水管をつまらせる可能性があります。
調理油と同様に、ボディスクラブに配合されているオイルも、排水管にこびりついて堆積していくのです。
 
とくに、冬場の排水管が冷えているときや、お湯の流し方が足りないときは、排水管の途中でオイルが冷えて固まってしまいます。
固まったオイルはそのまま排水管に付着し、その部分で留まって排水管を狭くしてしまうのです。
 
お風呂場は石けんかすや髪の毛なども排水管の中に流れていくため、狭くなった排水管を通れずにつまることがあります。
また、オイルと一緒に排水管の中で汚れとして堆積していき、完全に排水管を防ぐこともあるのです。
 
オイルが配合されたボディスクラブを使用するときは、使用後にしっかり流し、排水がたまってしまわないか注意深く観察してください。
 

排水管のトラブル④マイクロビーズ(マイクロプラスチックビーズ)のボディスクラブ


環境省では、「プラスチック資源循環戦略」により、「2020年までに洗い流しのスクラブ製品に含まれるマイクロビーズの削減を徹底」という目標を掲げています。
目標の達成に向けて、2020年にボディスクラブなどの洗い流せるスクラブ製品を販売している企業に対して、マイクロビーズの使用状況の確認が実施されました。
その結果、マイクロビーズを使用している企業は確認されませんでした。
 
マイクロビーズとは、水に溶けない5mm以下のプラスチック粒子のことで、環境問題になっている物質です。
2020年の環境省による調査では使用が確認されませんでしたが、以前はマイクロビーズが配合されていたスクラブ製品もあったのです。
 
マイクロビーズは下水処理施設で完全に除去できません。
そのため、川や海に流出してしまい、環境汚染につながります。
また、川や海に生存している魚などの生物がマイクロビーズを取り込み、生物の中で濃縮されます。
その生物を人間が食べることで人体に影響を与える懸念があるとされ、EU(欧州連合)やアメリカ、カナダなどの海外では、2015年以降はマイクロビーズを含んだ化粧品類の製造販売が規制されるようになりました。
 
ご家庭においては、マイクロビーズが分解されず、排水管に残りやすくつまりが発生する可能性があります。
 
マイクロビーズが配合されたボディスクラブがご自宅にあるときは、使用せずに破棄するようにしてください。
なお、東京都では、マイクロビーズを含んだビーズクッションの捨て方について指定があります。
たとえば、東京都武蔵野市の場合、カバーは取らずに袋を二重にした上で、市指定の有料袋に入れる決まりがあります。
ボディスクラブの場合も指定があるかもしれないため、東京都のお住まいの自治体に確認してください。
 
参考:洗い流しのスクラブ製品に含まれるマイクロプラスチックビーズの使用状況の確認結果について┃環境省
参考:ビーズクッション(マイクロビーズ)の飛散事故が増えています┃武蔵野市
 

排水管のトラブルはとうきょう水道職人へ!


排水管の傷みやつまりといったトラブルは、とうきょう水道職人にお任せください!
 
排水管は設置場所によって口径が異なりますが、比較的大きなトイレでも75mmほどしかありません。
お風呂場は40mmほどしかなく、少しの汚れが付着しただけでも、狭くなってしまい、つまりやくなるのです。
とくに、お風呂場はシャワーや浴槽から大量のお湯が流れるため、狭くなった排水管では排水が追い付かず、あっという間に排水が溢れ出します。
 
ボディスクラブを使用した後は、排水管のつまりや傷みが発生しないように、たっぷりのお湯でしっかりと流してください。
なお、塊として残っているときは無理に流そうとはせず、ティッシュなどで包んでごみとして捨てましょう。
 
使用後の管理を徹底していても排水管にトラブルが起きた場合は、とうきょう水道職人にご相談くださいませ!
作業員が現場に急行し、迅速にトラブル改善に努めます。

関連記事

2000円割引
0120-492-315