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排水口がつまった!よくある原因と対処法を解説

排水口がつまった!よくある原因と対処法を解説

キッチンや洗面台、トイレなどの排水口につまりが生じると、水の流れが遅くなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。
原因によってはご自身で対処できますが、無理に修理しようとすると、つまりの悪化や排水管の破損につながるかもしれません。

そこで本記事では、排水口がつまる原因と、それぞれに応じた対処法を解説します。
トラブルが発生した際の参考にしてみてください。

排水口のつまりの原因

排水口がつまる原因は、キッチンや洗面台といった場所によって次のように異なります。

【場所別】排水口がつまる主な原因

場所 原因
キッチン
  • 油汚れ
  • 食べ物のカス
  • 石けんや洗剤のカス
  • つまようじやスプーンなどの異物
洗面台
  • 髪の毛やひげ
  • 皮脂汚れ
  • 石けんのカス
  • ヘアピンや容器の蓋などの異物
トイレ
  • 一度に大量に流した排泄物やトイレットペーパー
  • おむつや子どものおもちゃなどの異物
  • “水に流せる”と記載されている製品
浴室
  • 髪の毛
  • 皮脂汚れ
  • 石けんや洗剤のカス
  • カミソリや詰め替え用の袋の切れ端

 

排水口に、これらのものが流れ込み蓄積されると、つまりの原因となります。
つまりが生じると、水が流れるまでに時間がかかったり、悪くなったりするなどの兆候が見られるものです。
水の流れが悪いまま放置すると、つまりの悪化や逆流につながるので注意が必要です。

排水口のつまりを除去する7つの方法

排水口がつまる原因が把握できたところで、ここからはそのつまりを除去する方法を解説します。
つまりの除去には、次の7つの方法が効果的です。

排水口のつまりを除去する方法

  • 排水口の部品を掃除する
  • お湯を流す
  • ハンガーを使用する
  • ワイヤーブラシを使用する
  • ラバーカップ(スッポン)を使用する
  • 重曹とクエン酸を使用する
  • パイプクリーナーを使用する

排水口の部品を掃除する

排水口に汚れが溜まると、つまりの原因につながります。
これらの部品は、キッチン用の中性洗剤や歯ブラシなどを活用して以下の手順で掃除すると、汚れを簡単に落とせます。

排水口の部品を掃除する際の手順

  • ①排水口の蓋やごみ受けなどの部品を取り外す
  • ②水を含ませたスポンジに中性洗剤を付け、排水口の部品に付着した汚れを落とす
  • ③細かい部分やスポンジでは届かない場所の汚れは、歯ブラシを使用して落とす
  • ④中性洗剤を水で洗い流す

上記の手順で週3回程度、定期的に掃除するとつまりの発生を未然に防げるでしょう。

お湯を流す

つまりの原因が油汚れや石けんのカスであれば、お湯を流し込む方法が効果的です。
50~60℃のお湯とフェイスタオルを用意し、以下の手順を試してみてください。

お湯を使用してつまりを除去する際の手順

  • ①排水口の蓋やごみ受けなどの部品を取り外す
  • ②フェイスタオルをシンクや洗面ボウルの排水口の奥まで、しっかりと押し込む
  • ③排水口をふさいだ状態で、50~60℃に温めたお湯をシンクや洗面ボウルの半分程度まで溜める
  • ④排水口の奥まで押し込んだフェイスタオルを、勢いよく引き抜く

水ではなくお湯を使用する理由は、冷えて固まった油汚れや石けんのカスを溶かすためです。
そして大量のお湯を排水口に一気に流し込むことで、溶けた汚れがその水圧で押し流され、つまりを解消できる可能性が高まります。

ただし、スプーンや子どものおもちゃなどの異物が排水管につまっている状態で、この方法を試すのは控えましょう。
お湯を一気に流し込むことで、かえって異物が排水管の奥まで押し込まれて、除去が困難になってしまいます。

ハンガーを使用する

食べ物のカスや髪の毛などの汚れがつまった場合は、ハンガーを使用して以下の手順を試すことで除去できます。
この方法は、水の流れが遅いといった軽度なつまりに効果的です。

ハンガーを使用してつまりを除去する際の手順

  • ①排水口の蓋やごみ受けなどの部品を取り外す
  • ②ペンチを使用してハンガーをまっすぐに伸ばし、片方の先端に輪っかを作る
  • ③輪っかがあるほうを排水口の中へと、ゆっくり差し込む
  • ④排水管の中の壁に付着した食べ物のカスや皮脂汚れを、ハンガーで少しずつ削る
  • ⑤汚れを除去できたら、水を一気に流し込む

排水管の中でハンガーを動かす場合は、強い力を入れ過ぎないようにご注意ください。
無理やり汚れをはがそうとすると、排水管の中が傷ついて、排水管の破損につながるおそれがあります。

ワイヤーブラシを使用する

普段は排水管の中の掃除に用いるワイヤーブラシも、皮脂汚れや排泄物といった水に溶ける汚れによるつまりを除去するのに効果的です。
ワイヤーブラシでつまりを除去する際は、以下の手順で行いましょう。

ワイヤーブラシを使用してつまりを除去する際の手順

  • ①排水口の蓋やごみ受けなどの部品を取り外す
  • ②排水管の中にワイヤーブラシをゆっくり差し込む
  • ③つまっている箇所に届いたら、汚れを削り取るように柄をくるくると動かす
  • ④ワイヤーブラシで汚れを削り落としたら、水をゆっくりと流し込む

ワイヤーブラシを使用する際も、先ほどのハンガーと同様、排水管に傷がつくおそれがあるため、作業中に力を入れ過ぎないことが大切です。
また、無理に奥まで入れるとワイヤーブラシが引っかかり、引き抜けなくなることもあるので、その点も注意が必要です。

ラバーカップ(スッポン)を使用する

ラバーカップは別名スッポンともよばれており、排泄物や大量のトイレットペーパーなど、水に溶けるつまりを除去するために役立つアイテムです。
長い柄の先端にゴム製のカップが付いているシンプルな構造で、排水口に密着させて引き抜くことで、水に溶ける異物を除去します。
トイレのつまりに使用するイメージが強いラバーカップですが、キッチンや洗面台の排水口のつまりも除去することが可能です。
ラバーカップを使用する際は、以下の手順に沿って行うと、つまりをスムーズに除去できます。

ラバーカップを使用してつまりを除去する際の手順

  • ①排水口の蓋やごみ受けなどの部品を取り外す
  • ②汚水が飛び散る可能性があるため、壁や床をビニールシートまたは新聞紙で養生する
  • ③ラバーカップを垂直にして排水口に押し付ける
  • ④カップ部分の上部が浸かるまで、シンクや洗面ボウルなどに水を溜める
  • ⑤ラバーカップをゆっくり押し込み、勢いよく引き抜く

つまりが除去できるまで、上記の手順を数回繰り返します。
また、無理に押し込むと、その衝撃でつまっている異物が奥へと移動することがあるため、力を入れ過ぎずにゆっくりと押し込むことが大切です。

重曹とクエン酸を使用する

重曹とクエン酸を混ぜ合わせて使用することで、排水管の中にこびり付いた汚れを落とし、つまりを除去する効果が見込めます。
それぞれの分量に決まりはありませんが、“重曹2:クエン酸1”の割合で混ぜ合わせると、より高い効果を発揮する可能性があります。
手順は、以下をご確認ください。

重曹とクエン酸を使用してつまりを除去する際の手順

  • ①排水口の蓋やごみ受けなどの部品を取り外す
  • ②排水口を水で濡らす←乾いた部品の上に粉の重曹の上に粉のクエン酸を振りかけても泡立ちません。このクエン酸は液体のクエン酸(市販)でしょうか?それともクエン酸水(手作り)でしょうか?水で濡らした後に振りかければ泡立つので、この場合葉水で部品を濡らす手順を記述願います。
  • ③排水口に重曹を入れたあとに、クエン酸を振りかける
  • ④泡立つのを確認したら、10分程度放置する
  • ⑤泡が残らないように、大量のお湯で洗い流す

重曹は油汚れや皮脂汚れなどの酸性の汚れを中和させ、落としやすくする特性があります。
そのため、重曹を先に入れることでつまりを除去できる効果がより高まります。

重曹とクエン酸を混ぜると二酸化炭素が発生するので、作業中は必ず換気を行いましょう。
この方法は浴室やトイレの掃除にも効果的で、日常的に取り入れることで排水口のつまりを未然に防げます。

パイプクリーナーを使用する

パイプクリーナーは、油汚れや石けんのカス、髪の毛などのつまりを除去できるアイテムの一つです。
使用する際は、粉末タイプよりも液体タイプの製品のほうがおすすめです。
液体タイプは排水管の中の壁にしっかりと密着して、つまりの原因となった汚れを分解してくれます。
以下の手順に沿ってパイプクリーナーを使用すると、除去できる可能性があります。

パイプクリーナーを使用してつまりを除去する際の手順

  • ①排水口の蓋やごみ受けなどの部品を取り外す
  • ②排水口に製品ごとに指定されたパイプクリーナーを流し込む
  • ③指定された時間まで放置する
  • ④パイプクリーナーが残らないように、大量の水で洗い流す

蓄積された汚れが固まっていたり、固形物がつまったりしている場合はパイプクリーナーでは分解できないので、その点は念頭においておきましょう。
また、酸性の薬品と混ぜると人体にとって有害なガスが発生するため、パイプクリーナーを使用する際は必ず単体で使用してください。

排水口のつまりを除去する際の注意点

前項の方法でつまりを除去するうえで、気をつけなければならない点がいくつかあります。
配慮を欠くと水漏れや排水管の破損などの被害が広がるおそれがあるため、本項の内容もきちんとチェックしておきましょう。

排水口のつまりを除去する際の注意点

  • 注意点①60℃以上のお湯を注がないようにする
  • 注意点②排水管は取り外さない
  • 注意点③ご自身で除去できなければ水道修理業者に依頼する

注意点①60℃以上のお湯を注がないようにする

お湯を使用する際は、その温度に気をつける必要があります。

60℃を超えるお湯を使用すると、排水口や排水管の破損につながってしまいます。
なぜなら、排水口や排水管は耐熱性の低い素材で作られているためです。

油汚れや皮脂汚れなどは、50~60℃のお湯で十分に溶かすことができます。
60℃以上のお湯を流すと、排水管を破損させ、水漏れといった二次被害につながる可能性があるため、使用は控えましょう。

注意点②排水管は取り外さない

ご自身で排水管を分解し、つまりの原因となる異物を除去するのは、リスクが高いため注意が必要です。

排水管は袋ナットなどの特殊な接続ナットで連結されており、専門的な知識を持たない方が分解し、再度組み立てるのは困難です。
また、分解している途中で破損するおそれがあるため、ご自身で排水管を取り外す行為は控えましょう。

注意点③ご自身で除去できなければ水道修理業者に依頼する

解説した対処法を試してもつまりが除去できなかった場合は、水道修理業者に修理を依頼しましょう。
頑固なつまりをご自身で無理に除去しようとすると、水漏れや排水管の破損といったトラブルにつながり、最終的に修理費用が高額になる可能性があります。

水道修理業者であれば、ご自身では対処できなかったつまりもスムーズに除去してくれます。

排水口のつまりの修理にかかる費用の相場

水道修理業者につまりの修理を依頼する場合は、その症状によって、費用の相場が異なります。

費用の相場は、たとえば油汚れや大量のトイレットペーパーなど、薬剤や水によって分解できる軽度なつまりであれば、およそ5,000~10,000円です。
一方、高圧洗浄機といった特殊な機器を用いてつまりを除去する場合の相場は、およそ20,000~30,000円です。

費用の相場はつまりの程度や原因によって異なります。
詳細な金額を知りたい場合は、依頼を検討している水道修理業者に見積もりを依頼しましょう。

とうきょう水道職人の利用料金は以下となります。
サービスと料金

排水口のつまりのサイン

排水口がつまった際は、次のようなサインが見られるので最後に改めて解説いたします。

排水口がつまっている際のサイン

  • サイン①排水口の水の流れが悪い
  • サイン②排水口から水が逆流してくる
  • サイン③水漏れが発生している

サイン①排水口の水の流れが悪い

排水口のつまりによる症状でもっとも一般的なのが、水の流れの悪さです。

たとえば、キッチンの水の流れが悪いと感じた場合は、まず排水口のごみ受けを確認しましょう。
ごみ受けの網目に汚れが付着しているときは、それがつまりの原因と考えられます。
また、洗面台の水の流れが悪いケースでは、ヘアキャッチャーに髪の毛や皮脂汚れがこびりついていることがあります。
この場合も、目に見える異物や汚れを除去すると、水の流れがスムーズになるでしょう。

サイン②排水口から水が逆流してくる

流した水が逆流してくる場合も、排水口がつまっていると考えられます。

キッチンの排水口から水が逆流してくるときは、排水管や排水マスがつまっているかもしれません。
排水マスとは、自宅から出た汚水を公共の下水道へと流す前に、一度ごみや泥と分離するための設備のことです。
この設備は、キッチンのほかにもトイレや浴室の排水口ともつながっており、逆流を放置すると自宅全体の水が流れなくなる事態に発展するので、早めの対処が必要です。
また、浴室の場合はヘアキャッチャーに付着した髪の毛や石けんのカスなどの汚れが排水口につまると、水が流れなくなり、それが逆流へとつながります。

そのほかにも、排水口ではなく下水管がつまって水が逆流してくることもあります。
豪雨や台風で、下水管の排水能力を超えるほどの水が流れ込むと、逆流が起きてしまうのです。
このようなケースは、天気が回復することで逆流が収まる可能性があります。

サイン③水漏れが発生している

床に水が漏れている場合も、排水口につまりが生じたサインの一つです。

つまりが発生すると水がスムーズに流れず、排水管の継ぎ目から漏れてしまいます。
特にキッチンでは、油汚れや食べ物のカスがつまったり、日頃から多くの水を使用したりするため、水漏れが起こりやすいのです。

また、排水管の破損によって水漏れを引き起こしているケースも考えられます。
破損している状態で水を流しつづけると、排水管に圧力がかかり、破損の悪化へとつながるので、床への水漏れを発見した時点で水を使用するのはお控えください。

水漏れの場合は、ご自身での対処が困難なため、無理に修理しようとせず早急に水道修理業者への依頼をおすすめします。

排水口のつまりならとうきょう水道職人へ

排水口がつまる原因は、キッチンや洗面台、トイレなど場所によって異なります。
たとえばキッチンであれば油汚れや食べ物のカス、洗面台であれば髪の毛や皮脂汚れが原因です。
そのため、場所や原因に応じた対処法でつまりを除去することが大切です。

油汚れや食べ物のカスが原因の場合は、排水口の部品の掃除やお湯を流し込むと除去できる可能性が高まります。
髪の毛や皮脂汚れが原因なら、ラバーカップやパイプクリーナーで除去するのが効果的です。

本記事で解説した対処法を試しても、つまりが除去できない場合はとうきょう水道職人へお問い合わせください。
経験豊富なスタッフが、迅速かつ丁寧な作業でつまりを除去いたします。

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