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ユニットバスの排水トラブルを解決!原因から対処法まで

ユニットバスの排水トラブルを解決!原因から対処法まで

快適なバスタイムを台無しにする排水トラブル。特にユニットバスは構造が複雑なため、対処に悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ユニットバスの基本的な構造から排水トラブルの原因、そして効果的な対処法まで、徹底的に解説します。

ユニットバスとは?特徴と排水構造

ユニットバスは、現代の日本の住宅に欠かせない存在であり、特徴や構造を知っておくとトラブルの予防や対処に役立ちます。ここでは、ユニットバスの基本的な情報から、意外と知られていない排水構造について、詳しく見ていきましょう。

ユニットバスの種類と特徴

ユニットバスは、工場で一体成型された浴室ユニットのことを指します。主に以下の3種類があります。

  • 1点ユニットバス:浴槽のみが一体化されたタイプ。主に戸建て住宅やアパートで見られます。シンプルな構造が特徴です。
  • 2点ユニットバス:浴槽と洗面台が一体となっているタイプ。洗面スペースの確保が必要な家庭に適しています。
  • 3点ユニットバス:浴槽、洗面台、トイレが一体化されたタイプ。ホテルやワンルームマンションなどでよく見られ、省スペース設計になっています。

いずれの種類のユニットバスも、工期の短縮とコストの削減、そして清掃のしやすさが特徴です。また、防水性に優れているのも大きな利点です。

ユニットバスの排水構造

ユニットバスの排水構造は、一般的な浴室よりも複雑です。主な特徴は以下の通りです。

  • 複数の排水口:通常、浴槽と洗い場に別々の排水口があります。
  • 床下での合流:各排水口からの水は、床下で一つの排水管に集約されます。
  • 防水パン:床下には防水パンが設置されており、万が一の水漏れを防ぎます。

効率的な排水が可能になる一方で、トラブルが発生した際に部分的な修理が難しくなる場合があります。

排水トラップの役割と構造

排水トラップは、ユニットバスの排水システムにおいて重要な役割を果たしています。主な機能と構造は以下の通りです:

  • 役割:悪臭や害虫の侵入を防ぐ
  • 構造:封水が破れにくいU字型またはS字型が一般的
  • 封水:トラップ内に常に存在する水のことで臭気を遮断する役割を持つ
  • 自浄作用:排水によって、トラップ内の水が常に入れ替わる

衛生的な状態を維持するために欠かせない部品ですが、髪の毛や石鹸カスなどが溜まりやすいため、定期的な清掃が必要です。適切なメンテナンスを行うことで、トラップの機能を最大限に活かし、快適な浴室環境をつくることができます。

なぜユニットバスの水が流れにくくなるの?

ユニットバスを使用していると、徐々に排水の流れが悪くなることがあります。これは決して珍しい現象ではありませんが、なぜこのような問題が起こるのでしょうか?ここでは、ユニットバスの排水が滞る主な原因を詳しく見ていきます。効果的な予防策や対処法を判断できるよう、排水の流れが悪くなる要因を理解しておきましょう。

髪の毛と皮脂

ユニットバスの排水トラブルの最大の原因と言えるのが、髪の毛と皮脂の蓄積です。シャンプーをするたびに抜け落ちた髪の毛は、排水口のヘアキャッチャーである程度は捕捉されますが、細かい髪の毛は通過してしまい、排水管内に溜まっていきます。

また、私たちの体から出る皮脂は、水に溶けにくい性質を持っています。この皮脂が髪の毛と絡み合うことで、徐々に排水管内に粘着性のある塊を形成するのです。この塊は時間とともに大きくなり、最終的には水の流れを妨げる要因となります。

特に長髪の方がいる家庭では、この現象がより顕著に現れるでしょう。定期的なヘアキャッチャーの清掃と、できるだけ髪の毛を流さないよう心がけることが重要です。

石けんカスと洗剤の残留物

もう一つの大きな原因が、石けんカスと洗剤の残留物です。石けんや洗剤には、水に溶けにくい成分が含まれており、排水管内で冷えて固まると、徐々に排水管の内径を狭めていきます。

特に問題となるのが、石けんに含まれる脂肪酸カルシウムです。これは水に溶けにくく、排水管の内壁に付着しやすい性質を持っているため、時間が経つにつれて厚い層になりやすいです。

また、洗剤に含まれる界面活性剤も、同様の問題を引き起こす可能性があります。これらの成分が髪の毛や皮脂と結合すると、より強固な塊を形成し、排水の流れを著しく妨げるのです。

排水管の老朽化

時間の経過とともに避けられないのが、排水管自体の劣化です。ユニットバスの排水管は、常に水やさまざまな物質にさらされているため、以下のような問題が発生する可能性があることを把握しておきましょう。

内壁の腐食

長年の使用で、排水管の内壁が少しずつ腐食していきます。腐食部分には汚れが付着しやすくなるため、流れを妨げる原因となります。

接続部分のゆるみ

排水管の接続部分が経年劣化でゆるむことは珍しくありません。できたわずかな隙間に汚れが蓄積しやすくなります。

管の変形

特に樹脂製の排水管の場合、熱による膨張と収縮を繰り返すうちに、微妙に変形することがあります。変形によって水の流れが乱れると、排水速度の低下を招くのです。

スケールの付着

スケールとは、水に含まれるミネラル分が長年にわたって付着し、管の内径を狭めていく現象です。特に硬水地域でよく見られます。

これらの要因が複合的に作用し、ユニットバスの排水が滞りやすくなっていきます。定期的なメンテナンスと適切な使用方法を心がけることで、これらの問題の進行を遅らせることが可能です。

ユニットバスでよく起こる水道トラブル

ユニットバスの排水に関する問題は、快適な入浴体験を台無しにしてしまう厄介な存在です。ここでは、ユニットバスでよく見られる水道トラブルについて詳しく解説します。

排水の流れが悪くなる

排水の流れが悪くなる現象は、ユニットバスのトラブルの中でも最も頻繁に起こる問題の一つです。主に以下のような症状が見られます。

  • お湯や水を流しても、排水口からスムーズに流れない
  • シャワーを使用中、足元に水が溜まっていく
  • 浴槽の排水時間が以前より長くなった

これらの症状は、排水管内部に何らかのつまりが生じている可能性が高いです。原因としては、髪の毛や皮脂、石けんカスなどの蓄積が考えられます。また、排水管の一部が変形したり、接続部分にずれが生じたりしている可能性も捨てきれません。

異臭の発生

ユニットバスから不快な臭いがする場合、清掃不足だけではなく、排水システムに問題が生じている可能性もあります。主な症状と原因は以下の通りです。

  • 排水口から下水のような臭いがする
  • 浴室全体に湿った、かび臭い匂いが漂う
  • 入浴していないときでも、常に何か変な臭いがする

これらの異臭は、排水トラップの機能不全や、排水管内の汚れの腐敗が原因となっていることが多いです。排水トラップは、通常U字型やS字型の構造をしており、その中には下水からの臭いを遮断する役割を果たす封水が張られています。しかし、封水が蒸発したり、汚れて機能が低下したりすると、下水管の臭いが上がってくるのです。

逆流現象

逆流現象は、ユニットバスのトラブルの中でも特に注意が必要な問題です。具体的には以下のような状況が考えられます。

  • 浴槽の排水時に、洗い場の排水口から水が逆流してくる
  • 洗面所やキッチンの排水と連動して、浴室の排水口から水が上がってくる
  • トイレを流すと、浴室の排水口から水が噴き出す(古いタイプのユニットバスの場合)

これらの現象は、不快なだけでなく、衛生面でも大きな問題となります。排水管の詰まりや破損、排水システム全体の設計上の問題などが原因です。特に、建物全体の排水システムに問題がある場合、ユニットバス単体の問題ではなく、より広範囲での対応が必要となります。

逆流現象が起きたら使用を中止し、水を流さないようにすることが重要です。その上で、できるだけ早く専門業者に連絡を取り、点検と修理を依頼しましょう。この問題は素人判断で対処するには難しく、誤った対応をすると状況を悪化させやすいため、素人判断は危険です。

自分でできる!ユニットバスの排水汚れ対処法

ユニットバスの排水トラブルは、専門家に頼らずとも、ある程度は自分で対処できます。ここでは、誰でも簡単に実践できるユニットバスの排水汚れ対処法をご紹介します。

日常的なお手入れ

ユニットバスの排水トラブルを防ぐ最も効果的な方法は、日々のこまめなお手入れです。以下の簡単なステップを習慣化し、大きな問題に発展する前に汚れを取り除いてください。

  1. 使用後の水洗い:入浴後、シャワーで排水口周りを軽く洗い流します。髪の毛や石けんカスの蓄積を軽減できる効果が高いです。
  2. ヘアキャッチャーの清掃:週に2〜3回は、ヘアキャッチャーを取り外して、溜まった髪の毛を取り除きましょう。
  3. 排水口のブラッシング:古い歯ブラシなどで排水口の周りを軽くこすります。週1回程度で十分です。
  4. 乾燥を心がける:使用後は、できるだけ浴室を乾燥させます。換気扇を回すか、窓を開けて湿気を逃がしましょう。

汚れの蓄積を最小限に抑えるためには、これらの簡単なケアを継続することが大切です。

排水口の分解清掃

より徹底的な清掃が必要な場合は、排水口を分解して掃除するのが効果的です。以下の手順で行いましょう。

  1. 準備:ゴム手袋、古い歯ブラシ、マイナスドライバー、バケツを用意します。
  2. カバーの取り外し:排水口のカバーを慎重に取り外します。取り外し方はユニットバスの種類によって異なるので、説明書を確認するか、メーカーに問い合わせてください。
  3. 内部の清掃:見える範囲の汚れを古い歯ブラシでこすり落とします。特に、排水トラップの内側は念入りに清掃しましょう。
  4. 水で洗い流す:バケツの水を使って、こすり落とした汚れを流します。
  5. 再組立:全ての部品をよく乾かしてから、元の位置に戻します。

この作業は2〜3ヶ月に1回程度行うのが理想的です。

市販の洗浄剤活用法

市販の排水管洗浄剤は、頑固な汚れやつまりに効果的です。使用する際は、以下の点に注意しましょう。

  1. 製品選び:ユニットバス用に適した製品を選んでください。強すぎる薬剤は配管を傷める可能性があります。
  2. 説明書の確認:使用量や放置時間など、説明書の指示を必ず守ります。
  3. 換気:使用中は必ず換気を行い、煙や蒸気を吸い込まないよう注意しましょう。
  4. すすぎ:使用後は十分な水で洗い流します。
  5. 定期的な使用:月1回程度の使用で、配管内の汚れを効果的に除去できるでしょう。

ただし、頻繁な使用は避け、まずは日常的なお手入れで対処することをおすすめします。

重曹とお酢を使った洗浄法

環境にやさしく、家庭にある材料で行える洗浄方法として、重曹とお酢を使った方法をご紹介します。

  1. 重曹を散布:排水口に重曹を大さじ2杯ほど振りかけます。
  2. お湯を注ぐ:50〜60度程度のお湯を、コップ1杯分ゆっくりと注ぎます。
  3. 放置:10分ほど放置し、重曹を排水管内に行き渡らせます。
  4. お酢を注ぐ:酢を同量注ぎ、さらに5分ほど放置します。重曹とお酢が反応して泡立ち、汚れを浮かび上がらせます。
  5. 洗い流す:最後に熱めのお湯で十分に洗い流します。

この方法は月1回程度行うと効果的です。重曹とお酢の組み合わせで、臭いの除去にも役立ちます。

東京都内のおすすめホームセンター

ユニットバスのお手入れ用品を購入する際は、以下の東京都内のホームセンターがおすすめです。

ジョイフル本田 瑞穂店

住所:東京都西多摩郡瑞穂町殿ヶ谷442

営業時間:9:00~20:00

特徴:東京都内最大級の売り場面積を誇り、DIY用品や清掃用品の品揃えが豊富です。

スーパービバホーム 豊洲店

住所:東京都江東区豊洲3-4-8

営業時間:生活館9:30~21:00、資材館6:30~21:00

特徴:都心部にあり、アクセスが便利です。幅広い清掃用品を取り扱っています。

カインズ 昭島店

住所:東京都昭島市つつじが丘2丁目8番55号

営業時間:9:00~20:00

特徴:DIY用品や清掃用品が充実しています。ペット用品も豊富で、ペットと一緒に来店可能です。

これらのホームセンターでは、排水口の清掃用具から洗剤まで、必要なものが一通り揃います。実際に商品を見て選べるので、自分に合った道具を見つけやすいでしょう。

プロの技術が必要なとき

ユニットバスの排水トラブルは、多くの場合、家庭でのお手入れや簡単な対処法で解決できます。しかし、時には素人の技術や知識では対応しきれない問題に直面することもあるでしょう。プロに依頼すべきかどうかを判断する目安について説明します。

自力では解決できないケース

ユニットバスのトラブルには、素人判断での対処が難しい、あるいは危険を伴うケースがあります。以下のような状況に遭遇した場合は、迷わずプロの助けを求めましょう。

頑固なつまり

日常的なお手入れや市販の洗浄剤を使用しても改善されない排水のつまりは、深刻な問題の兆候かもしれません。排水管の奥深くでつまりが起きている可能性があり、特殊な道具や技術が必要です。

異常な水漏れ

目に見える範囲での水漏れは自分で対処できる場合もありますが、壁や床からの水漏れはプロでなければ適切な対応が望めません。早急に専門家による診断と修理が必要です。

持続的な悪臭

簡単な清掃や消臭剤の使用でも解決できない持続的な悪臭は、排水管の深刻な汚染や破損を示しています。プロによる徹底的な清掃や修理が必要となるでしょう。

排水管の老朽化

築年数の経った家屋では、排水管自体が劣化している可能性があります。この場合、部分的な修理では根本的な解決にならず、配管システム全体の点検や更新が必要です。

逆流現象の発生

他の排水口からの水の逆流は、建物全体の排水システムに問題がある場合が少なくありません。素人の判断で対処するには危険なため、専門家による総合的な診断が不可欠です。

複雑な構造的問題

ユニットバスの構造や設置状況によっては、排水システムが通常より複雑になっている場合があります。こうした状況での修理は、専門的な知識と経験を持つプロでなければ適切に対応できません。

再発性の高いトラブル

一度は解決したように見えても、すぐに同じ問題が再発する場合は、根本的な原因を特定し解決する必要があります。専門家の診断と対策が必要です。

これらの状況に直面した場合、無理に自分で対処しようとせず、速やかに専門家に相談してください。素人の対応で問題を悪化させてしまい、結果的に高額な修理費用が必要になる事態を防げます。

ユニットバスの排水トラブルは「とうきょう水道職人」へ

ユニットバスの排水トラブルに直面したとき、私たち「とうきょう水道職人」が強い味方となります。とうきょう水道職人のサービスの特徴は以下です。

24時間365日受付対応

水回りのトラブルは、いつ発生するかわかりません。私たちは深夜や休日でも迅速に受付対応できる体制を整えています。

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新宿区や品川区といった都心部から、多摩地区まで広範囲にサービスを提供。お住まいの地域を問わず、高品質なサービスを提供します。

技術力の高さ

経験豊富な自社スタッフが対応。ユニットバスの構造を熟知し、的確な診断と修理を行います。

明確な料金体系

見積もりは無料で、作業前に明確な料金提示を行います。追加料金の心配をすることなく、安心してご依頼いただけます。

丁寧な説明

問題の原因や修理内容について、わかりやすく丁寧に説明いたします。さらに、今後の予防策についても適切なアドバイスを提供します。

幅広い支払い方法

現金だけでなく、クレジットカードやQRコード決済など、多様な支払い方法に対応しているため、急なトラブルでも柔軟に対応できます。

ユニットバスの排水トラブルは、放置すれば深刻な問題に発展する可能性があります。自己対処で解決できない場合は、迷わず「とうきょう水道職人」に相談してください。

プロの技術と丁寧な対応で、あなたの大切なユニットバスを守り、快適なバスタイムを取り戻すお手伝いをいたます。

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